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笹寿し通信~6~

皆さんこんにちは

有限会社笹寿しの更新担当の中西です

 

 

さて今回は

~晩秋の味わい🍁~

 

日が短くなり、冷え込みが増す十一月。
街を歩く人々の装いも、すっかり冬支度。
そんな中で恋しくなるのが、湯気の立ち上る温かい蕎麦です🍜


🔥 「温そば」はただの“熱い蕎麦”ではない

「温かい蕎麦」と一言で言っても、実は作り方次第で味の印象がまったく変わります。
当店では、“茹で上げのタイミング”と“つゆの温度”を最も大切にしています。

熱すぎるつゆに長く蕎麦を浸すと、香りが飛び、コシが失われる。
かといって温度が足りないと、体に染みる“あの幸福感”が薄れてしまう。
一秒の違いが、味の決め手になるのです。

つゆは、鰹節・宗田節・昆布を合わせた三層仕立て。
甘みを控え、旨みを引き立てることで、蕎麦の香りを邪魔しません。
この絶妙なバランスが、“ほっとする一杯”を生み出します🍶


🍂 秋のおすすめ「温そば」三選

  1. 鴨南蛮そば
     鴨の脂が染み出したつゆの香ばしさ。長ねぎの甘みがとろけ、旨みが重なる一杯。
     冬支度の始まりにぴったりの贅沢な味わいです。

  2. 舞茸天そば
     秋の森の香りをそのまま閉じ込めた舞茸天。カラリと揚げて、熱々のつゆにくぐらせる瞬間の香りが格別🍄

  3. とろろそば(温)
     疲れが出やすいこの時期に、滋養たっぷりの一杯。
     とろろの粘りが体を温め、免疫力アップにもつながります。


💫 湯気の向こうにある“癒し”

仕事帰り、冷えた手で暖簾をくぐると、湯気がふわっと迎えてくれる。
この瞬間こそ、蕎麦屋の原点だと思います。
蕎麦をすする音、つゆの香り、湯気で曇る眼鏡――それらすべてが、冬の情緒そのものです。


🍵 まとめ

十一月の夜は長い。
そんな日にこそ、温かい一杯が心をほどきます。
「今日もおつかれさま」と、自分をいたわる時間を、ぜひ蕎麦屋で過ごしてください🌙