皆さんこんにちは
有限会社笹寿しの更新担当の中西です
~産地・品種・挽き方~
蕎麦の種類を語るとき、配合(十割・二八)だけでは語り尽くせません。
蕎麦粉は、米や小麦以上に「産地・品種・挽き方」が味に出やすい素材です✨
同じ配合でも、
北海道の蕎麦なのか
信州の蕎麦なのか
玄そばを石臼で挽くのか
ロールで挽くのか
で、香りも甘みも余韻も変わります
ここでは、蕎麦屋が大切にしている“素材の種類”の世界をわかりやすく解説します
目次
蕎麦は生育期間が短く、気候や土の影響を受けやすいと言われます。
そのため産地が変わると、香りや味わいの方向性が変わることがあります
寒暖差が大きい地域:香りが立ちやすい傾向
土壌が豊かな地域:甘みや穀物感が出る傾向
収穫時期が良い年:風味が濃くなりやすい✨
もちろん年ごとの違いもあるので、蕎麦屋が「今年の新そばは香りが強いですよ」と言うのは、ただの宣伝ではなく、本当に差が出る世界なんです
蕎麦の世界で“旬”といえば新そば。
収穫したての蕎麦は、香りが鮮烈で、若々しい青さを感じることがあります✨
新そばの特徴
香りがフレッシュ
甘みが素直
余韻が軽やか
色がやや緑がかる場合もある
この時期の蕎麦屋は、新そばの入荷をお知らせしたり、産地を明記したりして、季節の楽しみとして提供します✨
「今日は新そばだから、十割にしてみよう」など、食べ方の楽しみも広がりますね
蕎麦粉の原料には大きく分けて2つあります。
玄そば:殻付きのままの蕎麦の実
丸抜き:殻を外して中身だけにしたもの
丸抜きから取った粉は、雑味が少なく、上品な甘みが出やすい傾向があります✨
一方で玄そば由来の粉は、穀物感が強く、野性味のある香りが出やすい場合もあります
蕎麦屋が「うちは丸抜きを使っています」と言うのは、味の方向性を伝える意味もあります
蕎麦粉の挽き方も、味を左右します。
ゆっくり挽くので摩擦熱が少ない
香りが残りやすいと言われる
粒度を調整しながら挽ける
風味が豊かになりやすい
均一な粉を大量に作りやすい
粒度が安定する
仕上がりが整いやすい
どちらが優れているというより、店が目指す蕎麦の方向性に合わせて選ばれています✨
蕎麦粉は挽く工程で層の違いが出ます。
一番粉:中心部に近い、色が白めで上品
二番粉:外側に近く、香りや風味が強い
全粒粉:殻に近い部分も含め、穀物感が強い
白っぽい蕎麦=上品で甘み
黒っぽい蕎麦=香り強く野趣
という傾向があり、蕎麦屋はここで「うちの蕎麦はこういう個性」と作り分けをしています